新居浜郷土史談会

新居浜の歴史

新居浜駅の開業100年

 明後日6月21日に新居浜駅が開業して100年になるそうです。

大正10年に伊予西条駅まで開通した記念として、19・20日に記念行事が開かれています。昼過ぎに新居浜駅前を通りましたが、結構な賑わいでした。どうもテレビ愛媛の生中継もあったようです。

 詳しい内容は新居浜市役所のHP をご覧ください。

 

多喜浜・新居浜中萩伊予西条各駅に昔の写真がパネル展示されているそうで、駐車場が一杯そうなので、多喜浜駅に行ってみました。

流石です誰も居ません…ですのでじっくり写真を見ることが出来ました。

 

 多喜浜駅を思い出してみると、

売店があった。

・駅の西側にポイント切り替えの装置が並んでいた。

・お祭りに太鼓台が集合し舁き比べがあった。

・亀がポイントに挟まって信号が切り替わらなくなった。

・凧あげしていて、タコ糸が切れて構内に落ちた。(ヤバイ)

などありました。

 

 初めて特別急行「しおかぜ」が通ったのも鮮明に思い出せます。祖母の家が線路(当時は汽車みちと言ってました)から100mと近く、視界を遮る家もなく、いつも汽車を見ることが出来ましたが、初めてしおかぜが通る日はワクワクして待ってました。

当時の一番早い汽車は急行「いよ」でした。初めて見たしおかぜは当時の国鉄色でしたので、いよと変わらない気もしましたが、速かったような気もします。

 新居浜駅で郵便車の中を内緒で覗いたり、多喜浜駅で停車中の貨物に飛び乗ってみたりと、見つかると怒られるようなこともありました。

普通列車は木製で恐らく戦前の物で、手動ブレーキを回したり(もちろん使えなくしてありました)、最後尾の車両は扉が開いてて、そこから線路が続くのを見たり、切符も堅券でしたし、母の故郷(鳥取)に帰る際、確か津山線の駅にタブレットがあったとか、今は無くなってしまったことを考えると感慨深いですね。

 学生時代、宇高連絡船高松駅が見えると四国に帰ってきたなぁ~と言う旅愁も無くなりました。早くて便利にはなりましたが、旅愁を感じることが少なくなってきているのは残念ですね。

 記念パネル是非見に行ってください。

f:id:sidankai:20210619145239j:plain

多喜浜駅展示パネル