6月1日現在編纂の作業が進んでいる市史のガイドブックである「新居浜市の歴史」が発刊されました。
A4サイズで2千円となっています。あかがねミュージアムや市史編纂室(市役所2階)で購入できます。
表紙は新居濱港住友工場全景(部分)の絵が載っていますが、有名な赤・白灯台はもちろん白石も描かれており、表紙だけでも引き込まれます。また帯に「その扉を開こう」とあります。かっこいいですね。
中身ですが、29のコラムと写真・年表からとなります。
自然・地形などが5編
古代が2編
中世が10編
近世5編
祭り1編
近代が6編
と中世に重点が置かれているように感じます。これは執筆者の偏りがあることがあることからかもしれません。
29コラム全てにカラー写真がふんだんに使われ、丁寧な解説が付けられています。しかしこの丁寧な解説ですが、一般市民には難解な専門用語が多く使われ説明が欲しいところでしょうか。入門編(市史編纂の方針では市史0号と言う立ち位置)とのことですのでもう少し簡単な内容であればと思いますが、私も会誌には難しい説明を投稿しているので人のことは言えませんね。
脱線しますが、注釈西條誌を書いた「矢野益治」氏は史談会会員に常々「中学校2年生が理解できる文章を書きなさい」と言われていました。肝に銘じておく必要がありますね。
コラム29編ですが、欲を言えば「宝暦の一揆」と「新居大島」も入れて欲しかったことでしょうか。あと協力一覧に史談会の名前が無いところでしょうか。確かに問い合わせもありませんでした。協力したかったですね。
この新型コロナウイルス禍の中、史料集めや執筆者同士の会議も出来ず大変苦労されたものと思います。(上から目線ではないですよ)
是非市民の皆様もお買い上げ頂ければ、新居浜への愛着が湧きますよ。