展示会案内「郷土の不思議」
コロナウイルス流行のため延期されておりました、会員の喜代𠮷榮徳氏が研究されている「タテマツル」についての展示会が西条市東予郷土館 第1展示室で始まりました。
7月23日まで 10時~18時まで見学できます。無料です。
休館日は月曜日と月末末日となりますのでお気をつけください。
お祭りになると神社や参道、集落などに幟(のぼり)旗が立ち、楽しい祭りが来るとドキドキさせる風景があちこちで見られます。この幟旗に書かれている5文字、何を書いているかわかりません。デザインか何かかと思う方もおられるでしょう。私も知らなかったのですが、これは変体仮名で「たてまつる」と書いてあります。
例えば「當天萬都留」などです。これが崩されて書かれているので難しい限りです。
私も古文書講座で教えてもらうまで読めませんでしたし、今でも読めない字体もあります。この「たてまつる」ですが、普通は「奉」1文字で表しますが、西条市を中心に東予地方でこのように5文字で書かれていることが多いそうです。
この5文字の「たてまつる」は幟旗だけではなく、常夜灯や幟旗を支える石などにも刻まれています。
なぜこの地方だけにこのような風習があるのでしょうか。まさにこの展示会のテーマである「郷土の不思議」ですね。
今回東予郷土館の学芸員さんが素敵なポスターを作成し(写真載せますね。)喜代𠮷氏が拓本を採ったものや幟旗を飾るなど興味をそそる展示になっておりますので、是非コロナウイルス対策を取って行ってみてください。