新居浜郷土史談会

新居浜の歴史

岡の久保埋蔵銭(にいはま文化協会報11号)

 にいはま文化協会報11号が出ました。いつもは表紙を新居浜郷土史談会の会員が飾るのですが、今回は2ページ目の本文です。

 執筆者は当会会長である吉本氏です。内容は写真を拡大して読んで頂ければ分かりますが、新居浜市上部地区中村にある通称「岡の久保」と言う畑から出土した「中世の埋蔵銭」です。岡の久保以外にも、市内泉川からも埋蔵銭が約6千枚出たそうですが(本文読むまで知りませんでした。勉強になります。)岡の久保はその10倍である約6万枚2千枚も出たそうです。吉本氏も実際見たそうですが、その量に圧倒されたそうです。当初は1枚づつ見ていこうとしたとか。すぐに諦めたそうです・・・

 その量は当時、中世の埋蔵銭量としては全国11位、愛媛では当然1位と言う莫大なものだったみたいです。

 埋蔵銭の理由は色々あるようですが、なぜ子孫は掘り出さなかったのでしょうね。題名も「中村岡の久保埋蔵銭の謎」ですが、本当に謎の多い埋蔵物です。南北朝時代あたりのものらしいですが、下衆な私はもし敷地で出るなら「大判金」を希望します。

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