先日の続き、新居浜文化協会報令和2年12月号です。
これまで表紙を飾っておりました新居浜郷土史談会ですが、先月号で終わりとなっています。(多分)
令和3年度も5月号頃から表紙を担当することになると思います。それまでは暫しのお別れです。(多分)
今号も吉本会長の謎解き本能寺の変です。
今回は四国内の状況とそれを取り巻く諸情勢などが書かれていますが、最後の方に少しだけ書かれています「湯築城出土土師質土器」が謎を呼ぶ物です。この土器に「土州様」と墨書されており、この土州様が誰を指すのかで大きく意味がかわります。
土州様と言えば、四国で言えば長宗我部元親を思い浮かべますが、この土州様がはたして長宗我部元親なのか?なぜ土器に土州様と書かれていたのか・・・
さらに湯築城から長宗我部元親の居城と同じ瓦(同范)が出ていることから吉本会長は河野氏が長宗我部元親に降伏した証拠としています。
河野氏降伏については、一切の文書もなく毛利氏との関係もあって私の意見とは違うのですが、歴史は色々な説があってこう言うところが面白い所以ですね。本能寺の変の原因も色々ありますし、謎解きがどうなるのか今後の解説にご期待下さい。