新居浜郷土史談会

新居浜の歴史

すっぽんとハチノコと家の洪水?

 今日は古文書講座第2回でした。ちゃんと換気しながらやってますので、ご安心を

 前回に引き続き「福田家文書」による池田池のお願い書き控です。
池田池は郷村4ヶ村の用水のため、地元の船木村の用水には使用出来ないのに、堤が切れて洪水となり、池下の百姓や牛馬に田畑が流されて大変な事になったが、また堤から漏水してるとのことで、西條藩へのお願いが記されています。
 その中に「すっぽん」と「はちのこ」という言葉が出てきてましたが、さてなんの事やら?と前回の講座で疑問がありました。
そこで用水に詳しい岡田雅夫氏が調査してくれましたが、新居浜では分からず、わざわざ香川県に行って調べて頂き講座の中で教えてくれました。
「すっぽん」は香川県豊稔池(初め間違って満濃池としておりました。修正しました)の水抜きで有名な「ゆる」と言われるもので、樋の水を流したり止めたりする【栓】の役割りをするもので、不確定ながら「はちのこ」はそのすっぽんが収まる穴だとのことだそうです。
讃岐に行って漏水の止め方を習いに行ったと文書にありますが、このすっぽんが悪いと水が漏れるので、その技術を学びに行ってたようです。
 いやはや、文書を習うのに意味不明な言葉があると分からないのですが、岡田氏のお陰で理解出来ました。このすっぽんとはちのこは来年春発行の405号に掲載予定です。詳しくはそこで。
 さて講座を終え家に帰ると、書斎(和室を自室に改造。お父さんの居る所がないので)の窓際が洪水に!雨が吹き込んだようです。留守番に閉めるよう行ったのですが…トホホ