流行病と新居浜
新型コロナウイルスが流行していますが、安政5年(1858)7月から10月にかけて、および安政6年7月より再び新居浜(全国で同じように流行)では「コレラ」が蔓延したと星加文書に残されています。その文書にはコレラのことを「狐狼狸(コロリ)」と表記されています。
コレラ退散のために氏神での祭礼式や前神寺の祈祷、更には鉄砲による空砲を放つため、硝煙(火薬)が西條藩より渡されたと記されています。昔は原因も分からず亡くなることに、今以上の恐怖感があったと思います。江戸時代は病気退散ですが、今は人間退散(3密を避ける)に頑張る時でしょうね。
※内容は、新居浜市教育委員会発行【古文書で探る ふるさと新居浜】146ページから引用。この本を発行する際、新居浜史談会も協力しています。アピールしておきます。