新居浜郷土史談会

新居浜の歴史

令和元年11月度古文書会

 丁度1週間前に11月度の古文書会を開催しました。
 内容は先月の続きで「郷村庄屋福田家文書」から西條藩が出した「御書出」と呼ばれる物で、諸法度を告示したものです。それらは「覚」・「条々」から始まっており、様々な取り決めなどが書かれています。はしばしに公儀とあることから、江戸幕府より出された物を伝えているようです。
 この文書は寛文10年(1670年)に公布したものです。第4期古文書会の資料に正徳元年(1711年)のお触れ書きとして掲載されてします。また第1期の資料には慶安2年(1649年)のお触れ書きが載せられています。西條藩から出されたものは1670年のため、慶安のお触れ書きから採られたと思いがちですが、慶安のお触れ書きは近年偽書とされ、甲斐国で出されてたものが、刷られて伝わる際に幕府よりのお触れ書きと言われてたようです。
なので、西條藩の御書出は幕府から出されてたものをまとめた物と言えるのではないでしょうか。
 何にしてもかなり難解な字が多く、復習しないとすぐに忘れそうです。次回(来年1月)テストがあるので、私も含めて皆さま頑張りましょう!
 なお、最年長の永易さん(82歳?)が史談会員となられました。前にも書きましたが、もっと新居浜の事を知りたいそうです。私も昔の新居浜など永易さんから色々聞いていきたいですね。