新居浜郷土史談会

新居浜の歴史

令和2年11月度古文書会と定例会

 10月はお祭り月ですので、毎年古文書会はありません。ですので、2か月ぶりの古文書会です。今回は前回の続きである西條藩の出した「定」・「條々」と「附(つけたり)と会員である永易宏郎寄贈の「賣渡申證文」を読み下しました。

 「定」は人の売買を禁ずることと、年季奉公は10年に限るです。

 「條々」では異国船より抜け荷についてで、訴人したら褒美をやるぞと言うものです。

 「附」は上の條々に対する付記で「抜け荷」に対し宿を貸したり・荷物を預かったりした者が恐れながらと出たら、その罪を許しさらに褒美もやるとの誘いです。本当にくれるのか疑心ですが。

 永易氏文書は林一か所を売り渡した證文です。後々間違いの無いよう名頭や村の組頭が証人となっています。

 本来はここまでだったのですが、この古文書会直近でニュースになった毛利元就文書について、読み下しと解説を吉本会長がしてくれました。一部は読めたのですが、一部では内容が分かりませんので勉強になりました。

 古文書会終了後、展示会の打ち合わせを行いましたが、あかがねミュージアム・文化協会・新居浜市と当会での話し合い結果を近藤幹事長から説明がありました。

懸念事項も一つ一つ潰せそうでいい感じに進んでいますが、やはり前回中止になったコロナウイルスが心配です。12月には正式に展示会詳細を発表出来ると思いますのでもうしばらくお待ちを。