新居浜郷土史談会

新居浜の歴史

突撃会員宅訪問(東田大師堂)

 これまで何度も登場している東田大師堂の喜代吉会員へ宅へ訪問しました。霜月晦日の今日ですが、庭の銀杏も真っ黄色で、例のごとく銀杏の実を有り難く頂戴しました。
 訪問した際先客が居られましたが、どうも県内の学芸員の方らしく、喜代吉氏から借りた資料を返却に来られていたようです。喜代吉氏は貴重な遍路関係古文書などの資料も多く持たれておりますので、来客も多そうです。
 史談会からのお願いや連絡事項のあと、9月に発行された【四国遍路研究 第32号】のお話を少ししました。
今回は「特異な納経帳」と言うことで、北は北海道から南は鹿児島までの納経帳の写真を載せています。特異なのは朝鮮半島平壌にあった高野山の納経帳です。現在は恐らく無いでしょうね。表紙は同じ朝鮮半島釜山の高野山金剛寺納経帳の写真が飾っていますが、どれも今となっては手に入らない物ばかりです。
この納経帳、もちろん喜代吉氏が足で収集した物が大半ですが、中には納経帳を始め、納札など結構な数のものが、この東田大師堂に持ち込まれているそうです。類は友を呼ぶ?でしょうか。
これらを資料として発行して居られますので、是非皆さんにもご覧頂ければと思いますが、書店では販売していませんので、発行元海王舎(0897410855)にご連絡下さい。また愛媛県立歴史博物館にても取り扱っています。
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