新居浜郷土史談会

新居浜の歴史

令和元年にいはま文化協会報5月号

 少し(だいぶ)遅れましたが、にいはま文化協会報5月号を載せます。「吉本会長からネタに困った時にでもどうぞ」と言われておりましたが、流石に7月に入る前には掲載しておかないと…
 と言うことで、令和元年一発目ですが、今年はにいはま文化協会が創立70周年となりますので、諸々の表紙が出てくる予定と聞いていました。そのため史談会はお休みのはずだったのですが、好評らしくこの5月号と7月・8月と掲載して貰えるようになりました。有り難いことです。
 で、今回は吉本会長による天正之陣古戦場と句碑です。現在は市民の憩いの場所「滝の宮公園」として親しまれていますが、天正13年(1585)には豊臣秀吉による四国攻めにより、この滝の宮公園周辺でも激戦が有ったと伝えられています。その時を想い詠んだ句碑が2つあります。
 1つは村尾冬揚子が詠まれた「わが故郷(さと)に戦国城址夏の草」です。そしてもう1つが「天正の矢叫びを啼け(なけ)時鳥(ほととぎす)」金子片水(直吉)
 協会加盟の句会サークルの皆さんと違い、私の感想を述べるには気が引けますが、冬揚子さんの句は荒廃した金子山城に佇む姿が浮かびますし、片水さんは天正陣の戦場と敗れた跡が想われます。もうすぐ落城した旧暦7月(新暦8月)になります。
 みなさんも金子山城にて戦国時代に想いを馳せてみては如何でしょうか。
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