新居浜郷土史談会

新居浜の歴史

藤田達生氏講演会【大洲】

 前回に引き続き愛媛新聞からの記事で恐縮ですが、20日の記事に「藤田達生」氏の講演会が掲載されていました。
藤田教授は新居浜郷土史談会との繋がりも深く、40周年・400号記念誌でも寄稿頂きました。
 今回は大洲市が出版した「大洲城下物語」の記念講演だったようです。愛媛新聞の記事を引用しますが、この本は藤田教授が監修し、大洲城下の歴史を紐解く1冊とあります。(書店で販売)
 講演会は戦国時代の地方分権天正13年前後の話、豊臣政権下での一揆藤堂高虎やお城の構造物と幅広くお話されたようてす。
 まとめとして、大洲は僅かな期間によそから来る大名や改革を受け入れざるをえなかった歴史で、信長がなぜ天下統一み目指したのかと言う研究は近代でも史学でも盲点だ、既成の概念で歴史を見ずに、今後の研究を進めたいと締めくくっている。
 新居浜天正13年(天正陣)を境に、中世から近世に移行する大転換した事件であった。藤田教授が仰るように既成概念を捨て、様々な視点から歴史を見るようにしたいです。
 因みに大洲城は亡くなった母親と最後に訪れた場所です。親戚などと行ったので天守閣には登りませんでしたが、石垣がこの辺りでよく採れる「緑泥片岩(こちらで言う伊予の青石)で積まれており、松山城のような花崗岩と違いって洗練されたものではありませんが、何か戦う城としての風情が有り、私は好きです。本丸から見ると肱川が眼下に流れ、要塞堅固と言う言葉が似合います。
 最後に大洲名物『しぐれ』美味しかった。いくらでも食べられます。是非ご賞味を。