昨日の愛媛新聞にも大きく取り上げられていましたが、西條史談会の加藤正典さんがこれまでの研究成果を出版されました。
「伊予西条藩の歴史研究余話」です。
ちょうど出版日に会員の喜代吉榮徳氏より、加藤正典さんから著書を預かっているとの連絡を受け、史談会の蔵書としてもらい受けました。加藤さんありがとうございます。
一部を紹介しますと、これまで加藤氏が地元の碇神社を調査し、数々の結果を報告されておりますが、今回は神社に残された棟札を詳しく著述されています。特に永享6年(1434)の棟札は愛媛県内でも古く貴重なものです。神社創建年が色々伝わっていますが、実際にそれを証明する物が無い中において、この棟札は碇神社が中世まで遡れることが分かるものです。
さらにこの棟札の特筆すべき点は、宝永の大地震が記載され、高汐で破壊されたことも載っており、その他台風と思われる大風も掛かれています。
是非一度読んでみてはいかがでしょうか?
この本を出版するにあたり喜代吉会員も古文書資料の提供や説明をしてお手伝いしているそうです。