新型コロナウイルスのため、中々出歩くことが出来ませんので、過去に撮った写真を
1点紹介します。(20年くらい前でしょうか)
香川県三豊市山本町にある石造層塔です。一番上の相輪(九輪ともいいます)がありませんが、角れき凝灰岩で出来た九重塔になります。一番下の塔身には阿弥陀如来と思われる仏像が刻まれており、鎌倉時代の物とされています。
言い伝えでは、近くを流れている財田川が氾濫し、その時に亡くなった人を供養するために造塔したと言われているそうです。
新居浜市にも明治32年の水害記念碑が城下橋西北墓地にありますが(ブログでも紹介しました)、大規模な災害が発生すると未来にまでその災害があったことを伝えようと祖先が残した警告として、石で残す事例が全国にあります。もちろん紙で残すことも大事ですが、燃えてしまう紙と違って石造は後々残りやすいと考えてのことでしょうか。
これから梅雨・台風の季節がやってきます。こういった石碑を見ることで、災害の怖さを忘れずにしたいですね。