新居浜郷土史談会

新居浜の歴史

史跡初め

 明けましておめでとうございます。新春如何おすごしでしょうか?元日は素晴らしいお天気で、四国山地も美しく、日の入りも幻想的でした。
 本年も新居浜郷土史談会をよろしくお願い申し上げます。
 さて、先ほど史跡初めとして、年末に訪れた金子山へ上がってきました。金子城を調査していますが、1箇所曲輪跡とされる場所の調査が出来ていませんでした。その場所へ行くには北谷寺から登れると聞いておりましたが、全然道が無く、新年早々藪漕ぎで突破してきました。最初間違って中央出丸に出てしまい、その後斜面の横移動で曲輪に取り付きましたが、到着した時はホッとしました。
 曲輪は東屋の有る本丸との間に堀切を設けて、単独の砦として機能させています。
 東西の谷は急峻で、中央出丸との間や主郭との間に入ってきた敵を挟み撃ちにするような構造です。
曲輪は北東に伸びる尾根を削平し、5つ程度の曲輪が段になっています。先端曲輪は登道に竪堀状の窪みがあります。写真は上の段から見た曲輪群です。
西側には帯曲輪と思われる物も存在しています。
 また上がりたいですが、まずは登山道探しですね。何故なら帰り道が無く途方に暮れました。結局東屋の金網を乗り越えると言う攻城戦さながらの史跡初めでした。
f:id:sidankai:20200102122455j:plain