10月のにいはま文化協会報を紹介します。
今回は明星氏が投稿されている「明智光秀ゆかりの桔梗紋」です。これは西の土居にある慈眼寺(金子城主金子氏の屋敷跡)の本堂にある桔梗紋の扁額です。説明には慶長18年(1612)寺が創建された時に、本堂南の座敷を明智一族が寄付をしたが、その代わりに座敷の欄間に桔梗紋を付けて下さいと言ってつけたそうです。
何故新居浜に明智一族が?との疑問もありますが、長宗我部氏と懇意にしていた明智一族が、本能寺の変後に破れた明智一族を匿ったが、その人たちを金子氏が保護したとも言われています。
愛媛県内には美濃(岐阜県)守護土岐氏の一族が土着しており、或いはその土岐氏と一緒だった明智氏の流れかもしれません。(土岐姓は国内でも愛媛県に多い)
来年の大河ドラマは明智光秀が主役だそうで、この欄間にも日が当たるかもしれませんね。