新居浜郷土史談会

新居浜の歴史

西条市神戸地区史跡巡り①

 平成30年12月17日に高津公民館主催の史跡巡りがありました。この会は約5年程前から、新居浜郷土史談会の会員である岡田氏が主導して、地区の歴史を勉強するために立ち上げたものです。これまでは高津校区にある史跡を廻っていましたが、一昨年は同じ市内の金子地区・昨年は西条市氷見地区の史跡巡りを行っています。

 今回は加茂川左岸にある西条市神戸地区の史跡巡りを企画され、校区外の私や会長も参加しました。(参加者23名内史談会会員4名)当日は若干天気も怪しい様子でしたが、新居浜市の福祉バスに乗って行ってきました。神戸公民館は月曜日休みにも係わらず、館長さんに開けてもらいました。史跡巡りの講師は元丹原高校校長であった「尾野和夫」先生です。尾野先生は地理がご専門の方だそうで、なんと当会会長とは同僚だったそうで、約50年ぶりの再会だとか。

 1時間半ほど神戸公民館で本日巡る場所の説明を写真を見ながら受けました。その後昼食を取り(余談ですが、その間に史談会会誌をアピールして12冊もお買い上げ頂きました。)12時に史跡巡りに出発しました。

 まずは神戸公民館に面する旧讃岐街道を通り、「蓼原泉」をバスの中から見学。その後農免道路を西進し、「中西泉」を歩いて見学しました。現在も湧水しているようですが、水量が少なくなっているとの感じを受けました。先に見た蓼原泉や中西泉から用水を行っていたそうです。その後同所にある「近藤神社」を見学。近藤神社には大きい神木もあったようですが、倒壊したそうで、現在はその切株が残ります。近藤神社は横山城主(別名舟形城とも)であった近藤但馬守をお祀りしています。神社横にある「加茂川外堤防」を見学しましたが、内堤防が切れそうな時は、こちらから逃すようにしていたとか。私見ですが、元加茂川の流路で、当時の古い堤防ではないかと思います。

 そのあと「うちぬき公園」の湧水などを見学。その後前神寺横を通りながら、「橘新宮神社」へ。神職の高橋氏より神社の由来などを拝聴したが、像の内部に「熟田津」と筆書きがあり、熟田津論争の場所となっている。

 その後土居構附近で下車し、徒歩となりましたが、続きは②に載せます。