新居浜郷土史談会

新居浜の歴史

東田大師堂訪問

国道11号線高速道路入口交差点を北にやや下がった所に東田大師堂がある。大イチョウがあり、秋には銀杏が多く取れる。この東田大師堂の住職が喜代𠮷先生であり、史談会で一番古参の会員である。

喜代𠮷氏は遍路研究の第1人者であり、現在各地で研究されているが、その前から全国各地を巡っており、特に中務茂兵衛の建立した遍路石研究は特筆すべきものがある。フランスからの留学生が書いた論文では、日本で一番遍路に詳しいとも記されている方である。

色々お教えを乞うためこれまで頻繁に訪問しており、迷惑かと思うが遍路関係や宗教史は疎いため、まだまだ伺うつもりです。

今回は400号記念号への投稿依頼が主たる目的であったが、そんなものはものの10分で終わらせ、遍路のお話を聞いた。

明治3年に開かれた金陵会議(琴陵)と呼ばれる四国13藩による四国の様々な問題や将来を話す会議であったようだが、(恥ずかしながら初めて聞きました。)遍路問題や別子銅山に関する議題もあり、その通達が新居浜の庄屋へ来た話を傾聴した。さらに新居浜でこの季節行われる般若入れなどのお経など話ていると、時間があっという間に過ぎてしまった。喜代𠮷先生、これからも行きますので、懲りずにお教え下さい。