新居浜郷土史談会

新居浜の歴史

正月札・歳徳神など

 今日は1月3日です。3が日も今日で終わりとは…

 ゴロゴロしている時に、史談会会員である東田大師堂住職で遍路研究で著名な喜代𠮷栄徳師が今年1月に発行した「駄家(だや)通信 2019年平成31年正月創刊号」を読んだ。

 そこには新年にふさわしく、「正月札(これは喜代𠮷氏が私称らしいです)」・「歳徳神」の紹介・考察が掲載されています。

 正月札は、共通して「双魚・大黒天・恵比寿」が版木により刷られ、その他意匠に変更はあるが、「鶴・宝珠・桝・巾着・鍵・倉」なども同じように刷られている。

 歳徳神は、半紙に「日天子・月天子・大黒天・弁財天」が筆書きで書かれ、中央には「年徳神」と大きく記され、真ん中には朱で「壽」と書かれている。これも寺などで若干内容に変化があるが、歳徳神を表している。

 その他「神宮札」・「俵札」・「絵札」が紹介されているが、そこにも双魚などが描かれている。

 正月札・歳徳神ともに、年末30日ころには恵方に神棚を設けて、それらの札を供え物と共に祀るようです。そして小正月には「とうど(左義長)」で燃やすそうです。(とうどは最近各地で復活しています。いい事ですね)

 歳を取ると、このような風習を復活させたいとは想うのではあるが、中々難しいものがあります。何はともあれ平穏な1年を過ごしたいものです。

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