新居浜郷土史談会

新居浜の歴史

とうどおくり

 1月の年中行事である「とうど」が新居浜市内各所で、13、14日に行われました。新居浜市に限らず東予各地でも行われていましたが、近年まで廃れ、一時期は新居浜市の大島のみ残ってたいたようです。(間違っていたらすみません)
 ここ最近になり、地域おこしや昔の風習が見直され、このとうども多く復活してきました。
 私の地区でも13日に行われましたので、お手伝いをしましたが、朝早くから出ましたのでヘロヘロでした。暖冬のお陰で寒さは大したことがなく、この点は助かりました。
 史談会会員である中野氏が399号に「とうど考」と言うことを掲載されておりますので、少し見てみます。
 元々宮中の行事で「三毬杖(さぎちょう)」と言われるものが始まりのようで、正月15日及び18日に吉書を焼いた儀式です。新居浜市ではとうどと言いますが、京都や北陸地方では「左義長」、山形や神奈川では「道祖土焼き(さいとやき)」、長野では「三九郎」などとも呼ばれるそうです。
 東の空に明けの明星と木星が昇るなか、燃え盛る熱い火を浴びると、身も心も清涼になった気がします(一瞬)また正月も終わったなと感じます。