2026-01-01から1年間の記事一覧
澄水記は石川伊予守が新居宇摩二郡の旗頭として新居郡に来たと記しています。現代の専門家も澄水記が軍記物の類で信頼できないとする一方で石川氏が新居宇摩二郡の旗頭であったと言う事には疑いを持っていない模様です。例えば「細川野州家の細川政春が備中…
今朝の愛媛新聞に新居浜の伝統行事「般若入れ」が記事として掲載されて いました。 で、記事の中で大事なのが、「新居浜郷土史談会の資料」や伝統行事に 詳しい喜代𠮷榮徳(史談会会員)氏の話をもとに般若入れについてと ありました。 般若入れについては新…
予陽河野家譜は①新居郡高峠城主石河備中守通清が天文年中に轆(ろく)城主大西入道同誉の仲介で阿波三好氏と好(よしみ)を通わした。②石河備中守通清は弘治二丙辰年に阿州三好氏を娶ると記しています。これに対し澄水記は弘治二年宇摩郡轟城の大西道譽の才…
久しぶりです。香箱の夢です。 今バラエティー番組である鉄腕ダッシュ見てましたら、兵庫県宍粟市千種で 様々な催しをしてました。 宍粟市千種?これはまさかの・・・ そう史談会所蔵の「金子元宅佩刀」が造られたところです。 佩刀には播州千種と刻まれてい…
前稿で香西成資は高峠石川氏と川之江石川氏を同一視したのではないかと記しました。又、南海治乱記は天正七年に妻鳥(女鳥、目取とも記す)采女に加えて馬立、新居、前川、長曽我部、金子刑部太輔、石川傳兵衛尉が人質を出して元親に帰服したと記しています…
前稿では南海治乱記著者の香西成資(しげすけ)が新居郡と宇摩郡の区別が付いてなく全てが新居郡にあると考えたのではないかと述べました。実はこれは驚く様な事では無いと思います。香西成資は讃岐中部香川郡に生まれ、その後筑福岡に移っていますので新居…
『南海治乱記』に次の描写があります。「小早川隆景と吉川元長は新居郡天満浦に陣を取り、新居郡住人金子伝兵衛が立て籠った高尾城を攻めた。」そして高尾落城後、「新居郡の石川刑部は大身で城三か所を持つ。(略)居城並びに帆柱城、柴尾城の全てを明け渡…
最初に筆者が最近驚いた話をしたいと思います。先に記した様に予陽本・澄水記、実記には真鍋越後之介の子の孫九郎・孫十郎兄弟が登場します。予陽本は「各力戦死す」と書いているのですが澄水記と実記は孫十郎が行方知らずになったと書いています。 筆者は兄…
前稿で述べた天正陣実記での登場者を以下に記しました。数字(①~55)は予陽本・澄水記登場者番号。数字(56~)は実記登場者番号 です。番号に意味は有りません。( )内は澄水記での記載名。高尾城:『金子』勢:①金子備後守(元家)元宅、②真鍋(佐渡守)…
16世紀の新居郡を語る史書として「澄水記」と共に良く知られているものに「天正陣実記」があります。実記は高尾・高峠両城が落城する迄の経緯に就いては澄水記を引用していますが両城落城後について澄水記の記さない金子山・生子山・岡崎・宇高での小早川勢…
令和8年度5月度史談会定例会を以下の要領で行いますのでご参加ください。一般の方の参加を歓迎いたします。 ・日 時 5月24日(日) 13:30 ~ 16:00 ・会 場 金栄公民館図書室(1階) ※一般参加者大歓迎(資料準備済) 〇議題・行事 司会進行 近藤 薫幹事長…
A書が予陽河野家譜(予陽本)でB書が澄水記です。下表は登場人数の比較をしたものです。 (単位:人) 書 名 高尾城 高峠城 合計 予陽河野家譜 32 11 43 澄水記 33 22 55 差 異 1 11 12 以上の比較からは、①澄水記は予陽本をそのまま引用した上で、新居郡東…
本稿も引き続き澄水記と予陽本の関係についてです。今回取り上げるのは天正の陣で戦いに加わった人物名です。 A書とB書、どっちがどっちだかわかるでしょうか。A書高尾城:①金子備後守元家、②真鍋佐渡守、③野下右衛門佐、④加藤彦右衛門、⑤麓城主松木三河守、…
澄水記は石川氏が伊予守、備中守通清、虎竹の三代が続いたとしています。その内、備中守子息虎竹は天正十三年(1585年)に(数えで)八歳だとしているので虎竹は天正六年(1578年)の生まれになります。そして澄水記は備中守通清が天文元年(153…
前回弾正少輔通直と記しましたが正しくは弾正少弼通直でした。訂正します。今回は予陽本と澄水記の関係です。予陽本は石川氏の重臣であった近藤長門守が前伊予守通久の婿であり、その嫡子近藤彦太郎は石川備中守通清の甥であると記しています。換言すれば石…
新居郡(旧新居浜市と旧西条市を併せた地域)の戦国時代を語る史書として「予陽河野家譜」(以下予陽本)と「澄水記」が良く知られ、従来地域史を語る中で多く引用されて来ています。予陽本には河野通直母が伊予河野氏四百年の歴史を土居入道・今岡陽向軒に…
令和8年度4月度史談会定例会を以下の要領で行いますのでご参加ください。一般の方の参加を歓迎いたします(資料準備済)。 ・日 時 4月26日(日) 13:30 ~ 16:00(予定) ・会 場 金栄公民館図書室(1階) 〇議題・行事:司会進行 近藤 薫幹事長 ◦会長挨拶…
弟が墓標調査のため、訪れた四国中央市土居町中村に立派な石碑を発見。 横の説明版を読むと、明治33年(1900)東京商船学校の練習船月島丸が 駿河湾で暴風雨のため沈没、122名が死亡・行方不明になるという大惨事が 発生した。 愛媛県議会員だった…
昨今特殊詐欺が横行しているのは、ニュースなどで皆さんご存じかと 思います。一昨日でしたか愛媛県で過去最悪の12億円を騙されて送ったと ニュースを見ました。 よーけ持ってる人居るんじゃねぇ~などと軽口をたたいていましたが その数日前に私も詐欺に…
前回に引き続きしだれ桜の話で、さらには四国中央市です。 今回訪れたのは四国中央市寒川にある新長谷寺です。しだれ桜を見に行った のですが、少し遅かったようです。写真は一番残っている桜です。 新長谷寺のしだれ桜 ところで一般的には「しんはせでら」…
いよいよ桜の季節です。新居浜はもう少しですが、川之江の妻鳥庵にある しだれ桜は満開のようです。 川之江妻鳥庵のしだれ桜 墓標調査で訪れた際に撮影しています。 残念ながら妻鳥庵のいわれは不明なのですが、妻鳥氏の墓標が多くあるという ことは、妻鳥の…
先日ご案内しました令和8年3月史談会定例会の議題を追加します。一般の方の参加を歓迎いたします。(1)期日・時間・会場: 変わらず。 3月29日(日) 13:30~16:00、 金栄公民館(一階図書室)(2)定例会次第 〇会長挨拶 〇議題・行事 ①古文…
令和8年3月度史談会定例会を以下の要領で行いますのでご参加ください。一般の方の参加を歓迎いたします。 (1)期日・時間・会場: 3月29日(日) 13:30~16:00 、 金栄公民館(一階図書室)(2)定例会次第 〇会長挨拶 〇議題・行事 ➀ 「中村岡之久保池…
筆者は「微笑みの街・ジャカルタの思い出」を個人のブログで25回に亘って投稿しましたが、本史談会ブログにはその内の10回分を投稿しました。今回全投稿を以下の内容に再構成して一冊の本に纏めました。第一部 ジャカルタの街角で 第一章 インドネシアとジ…
新居浜市の西となりにある前神寺は四国八十八か所の第64番札所。 その敷地内、本堂へ向かう途中右手の階段(そこそこの階段。体力不足を痛感)を 上がると石鎚権現堂(石鎚蔵王大権現)があります。 お遍路さんの多くは本堂へ向かうと思います。私もそのつ…
第七章 独立宣言起草博物館・カリバタ英雄墓地第二次世界大戦後、インドネシアがオランダから独立するに際して日本人が貢献した事は良く知られていると思います。本章ではその内の二つを紹介したいと思います。第一節 独立宣言起草博物館同博物館は戦時中ジ…
第六章 コタ地区第一節 ファタヒラ広場コタ地区とは「古い町」を意味し、オランダ植民地時代の中心地でバタヴィアと呼ばれていた地区を指しジャカルタの北部にあります。嘗てはこの地区の周囲に運河兼用の掘割が張り巡らされ、石やレンガ造りのオランダ風の…
本章以降はジャカルタの有名な観光地について触れたいと思います。第五章 ジャカルタの観光地 インドネシア国立博物館同博物館はジャカルタ中心地にあるムルデカ広場の西側にあります。写真は左から①博物館外観と②渦巻形のモニュメント第一節 石像・仏像1階…
(1)気象① インドネシアは11月から4月に掛けては雨季で気温は30度前後の日々が続きます。雨季と言っても一日中雨が降り続ける事は無いのですが一日の内、どこかで雨が降り、時々スコール(午後から夕方に掛けての短時間での激しい降雨)が発生します…
第四章 人・風俗・信仰第三節 路上・道端路上・道端には屋台による物売りが多い。然し、有名な観光地以外はほとんど客を見かけない。これで生計が成り立つのかと疑問に思う場合が殆どだ。学校の前にも屋台が出ている。学校帰りの子供や迎えに来た親が買うの…