405号の3H
いきなりですが問題です。
世の中に5W1Hとかありますが、405号の3Hとは何でしょう?
ばからしいことなのですぐにバラしますが、
新居浜史談会誌405号が「発行・発送・販売」と本日3Hでした。
4月1日が正式な発行日ですが、早く刷り上がりましたので、少しだけ早めにお届けします。
目次ですが
特輯「天正の陣と戦国四国物語」と言うことで
吉本拡・・・謎多き本能寺と戦国四国物語(1)
編集部・・・天正の陣と戦国四国物語 展示会報告
眞木孝・・・新居浜市内の近世鳥居①
明星豊茂・・金子山の金子直吉の句碑と田宮嘉右衛門
曽我部多見子・・・横水・馬渕地区と歴史あれこれ
閑居堂朴念・・・茅屋雑記
会だより
雨耕・・・・編集後記
1冊500円 新居浜市内の明屋書店 西条市マスヤ書店で販売中です。
405号を1月に開催した展示会の内容で1冊にまとめてはどうか?との会員多数の意見もあったのですが、さすがにまとめきれないと断念しました。
機会があれば出版したいところですね。
花桃が咲いています。春です。
今更春と言われても…と言われそうですが。
会社の敷地に1本だけある「花桃」が満開です。別の場所にあったのですが、建屋を建てる関係で移植しました。本来ならバッサリと切り倒すと楽なのでしょうが、当時から華やかな花を咲かせていましたので勿体ないと言うことから移植しました。
でも残念ながら移植したことにより樹勢が弱くなってしまいました。当時は3色咲きでしたが、今は2色咲きになったのも移植の影響かもしれません。でも枯れずに毎年咲いてくれるだけでうれしいですね。
因みに同じ敷地にあるソメイヨシノは全然咲いてません。宇和島は満開とか数日前に聞いていますが、新居浜はまだまだのようです。
平成7年8月発行の新居浜史談会誌第241号に、会員でした故近藤日出男農学博士が「古代より近世の桃核」を投稿されていますが、その発表会の席で「明治初期、御代島に70種ばかりの花桃を植栽した。残念ながら今は無い」と言われています。
当時それは素晴らしい眺めだったのでしょうね。でも本当に1本も残っていないのでしょうか?現在は住友化学構内なので確認するすべがないので何とも言えませんが、1本くらい残っていて欲しいと願っています。
五百木記念館特別展
先日家族が寝ている間にこっそりと西条にある五百木記念館に行ってきました。
良く寝るんですよ、うちの家族。当方は朝早いですので、朝方に時間が出来ます。
五百木記念館は陣屋跡の一角にある建物です。
で、今回気になる企画展は
五百亀記念館企画展 「西条藩いろいろ展~没後40年・秋山英一氏旧蔵藩政時代史料を中心に~」
です。
西条の郷土史家故秋山英一さんが所有している西條藩関係の資料などを展示していました。
特に目を引いたものは伊曾野神社祭礼絵巻と藩主松平頼純書状でしょうか。
絵巻は色彩豊かです。会員の喜代吉榮徳氏が現在研究の「たてまつる」のぼり旗が描かれているそうですが、残念ながら展示されている部分にはありませんでした。
そして書状ですが、古文書を習っている身としては気になるものです。それなりに読めましたので勉強の成果が出てうれしいです。
当会の会員も西條藩関係の文書を持っておりますので(知行充行状・御用部屋文書)今後原文書を見させてもらって読み込もうと思います。
なお、展示会は今月28日までやってま~す。
令和2年12月文化協会報
先日の続き、新居浜文化協会報令和2年12月号です。
これまで表紙を飾っておりました新居浜郷土史談会ですが、先月号で終わりとなっています。(多分)
令和3年度も5月号頃から表紙を担当することになると思います。それまでは暫しのお別れです。(多分)
今号も吉本会長の謎解き本能寺の変です。
今回は四国内の状況とそれを取り巻く諸情勢などが書かれていますが、最後の方に少しだけ書かれています「湯築城出土土師質土器」が謎を呼ぶ物です。この土器に「土州様」と墨書されており、この土州様が誰を指すのかで大きく意味がかわります。
土州様と言えば、四国で言えば長宗我部元親を思い浮かべますが、この土州様がはたして長宗我部元親なのか?なぜ土器に土州様と書かれていたのか・・・
さらに湯築城から長宗我部元親の居城と同じ瓦(同范)が出ていることから吉本会長は河野氏が長宗我部元親に降伏した証拠としています。
河野氏降伏については、一切の文書もなく毛利氏との関係もあって私の意見とは違うのですが、歴史は色々な説があってこう言うところが面白い所以ですね。本能寺の変の原因も色々ありますし、謎解きがどうなるのか今後の解説にご期待下さい。