頂上にある駐車場から南へ行くと、落城する際姫様が逃げたと
される衣笠山があります。北へ行くと城跡になります。
愛媛県の城郭研究の第一人者である日和佐氏は、この駐車場の
東西に竪堀があると報告されていますが、現在では見当たりませ
ん。よく見つけることが出来ないだけかもしれませんが、平成
16年の大雨で地形が変わった可能性があります。
空中写真の中央にある長方形が駐車場です。その上が城跡の平地に
なります。昭和37年頃にはすでに城跡は工事で改変をうけている
ことがわかります。そのためか鮮明に城郭の形がわかります。
昭和20年の空中写真では解像度も悪いためはっきりしませんが
駐車場になる場所(南側 写真では下)向けて白い部分があります。
高低差が分かりませんが恐らく現在の通路かと思います。その通路の
途中あるいはその先、駐車場の場所に曲輪があったのか?
日和佐氏の言う竪堀であれば曲輪に付随するため、現在の駐車場は
曲輪であったのであろう。