新居浜郷土史談会

新居浜の歴史

牛窓

 ゴールデンウィークに野暮用があり、岡山へ行く用事がありましたので、ついでに日本のエーゲ海と言われる「牛窓」へ寄りました。オリーブ園から眺める風景は風光明媚でした。このオリーブ園には上皇陛下・上皇皇后陛下が来られたこともあるようで、記念碑がありました。(昭和天皇かもしれません。確認出来てません)
 この牛窓は湾を囲むように南には島、北には山並みがあり、風待ちなど中世から水運拠点として栄えていたようです。
 新居浜の大島も江戸時代に書かれた「西條誌」に風待ちなどにより栄え、「金島」と言われてたと記されています。牛窓とは島と山並みの位置が逆さですが、お互い重要な港だったようです。
 山陽は島も多く、陸伝いに船が行き来し、所謂「地乗り」航路として発達し、この牛窓だけでなく、下津井なども同じ役割を果たしていたみたいですが、新居大島は伊予最東端にある島として、かなりの重要度だったと思います。新居大島以東に行くには四国中央市沖を通りますが、日本三大悪風の1つ「やまじ風」が吹きますので、天候によっては命がけだったと考えられます。
 今は牛窓も新居大島もその役割りを終えていますが、一度訪れては如何でしょうか。
 なお、牛窓港にあるお店でランチをしました。私はふぐの唐揚げ定食、妻はカマスフライ定食。地物のため、ふぐの大きさも大小でしたが美味しかったです。ここで大事なことを書きますが、その付け合わせの小鉢にあった〆鯖の塩梅が過去最高でしたのでお伝えしておきます。f:id:sidankai:20190503112530j:plain