新居浜郷土史談会

新居浜の歴史

高校生による歴史文化PRグランプリ

 表題にもありますが、本日2月11日あかがねミュージアムで開催された「高校生による歴史PRグランプリ」に参加しました。

 これは愛媛県東予地域にある高校生が歴史などのプレゼンテーションを行い、それらを活用して地域の魅力を探るために始めたようです。今回が第1回の大会で、順位を競うものとなっています。今回は5校7チームの参加でした。

①弓削高校:藻塩娘。と銘打った女子高校生二人が、藻塩がホンダワラで作られていた事を弓削庄で往古の歴史から説明し、実際にホンダワラで藻塩を作り、さらには現在の食塩との味比べを「きゅうりもみ」で行うというものでした。考察から結果までまとめいていました。

新居浜南高ユネスコ部:10年程前から活動していると記憶しますが、鷲尾勘解治の町づくりの偉大さを長崎の池島炭鉱まで行って比較し、新居浜の発展にどうすればいいのか投げかける内容でした。

西条高校:ちれきけんによる新幹線の父「十河信二」と幻の四国鉄道やだんじりの今昔を熱く伝え、「楽車道楽」と言う先輩が出していた本の復刻を行う積極的な活動を紹介していました。

新居浜南高:恐らくユネスコ部の1グループで「銅山(やま)っ子」が別子山と別子銅山の地域の違いや、身近にある銅山(やま)に関係するものを紹介。

新居浜南高愛媛学研究会:これも同じく1グループでしょうが、こちらは上記2グループとは違い、地域に埋もれている文化財を紹介することにより、地域活性化につなげようと提案しており、山根にある「中野神社」を紹介していました。史談会活動に通じるものもあり、一度お話してみたいですね。

川之江高校:ぶらタモリ川之江にもし来たら?との面白い発想で、昔の地図と現在の地図を比べ、等高線を歩いてみようとのことでした。南海トラフについての考えを披露。

今治北高校大三島分校:トラベラー新地と題して、観光ガイドを行っているそうです。今回は観光の際、現在寂れてあまり焦点の当たらない大山祇神社参道の古い商家に視点をあてた内容で、私的には非常に興味をそそられました。

 結果ですが、最優秀は2番目の新居浜南高ユネスコ部で、特別賞は西条高校今治北高校大三島分校でした。真面目な発表の中にも笑いを取り入れるなど、どの高校も面白い内容でした。昔は新居浜西高・東高にあった歴史研究会が正光山古墳・黒岩陰遺跡発掘などの活動をしていましたが、そういった部活動が無くなっていたのが、新居浜南校ユネスコ部を皮切りに、このような活動が行われ始めたと思うと感慨深いものがあります。最後の挨拶で東予歴史文化資源活用市町連携協議会長の高橋正範氏が卒業しても地元の歴史や文化などを大切に育んでくださいとのことでした。

 発表した高校生・指導した先生お疲れ様でした。来年も別の場所で開催されるとのことで楽しみにしています。

 しかし、私が高校生の時と比べ、はっきりとした物言い・聞きやすい口調と声量など大したものです。今同じことしろと言っても、年を重ねましたが(昨日誕生日で1つ増えました。)あんなに上手なプレゼンテーションできません。脱帽です。

 あと、一番大事なこと忘れてました。みきゃんとダークみきゃん来てました。ダークみきゃん初めて見たので、写真撮らなかったのが唯一の後悔です…