新居浜郷土史談会

新居浜の歴史

中国古銅器展

 あかがねミュージアムで現在開催中の「至宝の中国古銅器」展に行ってきました。

この展覧会は四阪島にあった「日暮別邸」を星越へ移設した記念に、「泉屋博古館」が所蔵する住友コレクションから、借り受けて今回の展示になったものです。

 約2000年~3000年前に作られた貴重な青銅器が沢山展示されており、中々見ることが出来ないものです。

 と、この貴重な古銅器ですが、私の本当の目的は、中萩大師泉遺跡から出土したとされる「平形銅剣」を見ることです。この銅剣は昭和初めに見つかったとされるものです。ですが詳しい状況もわかっておらず、古銅器展のパンフレットでは2~3本見つかったとしていますが、新居浜市史では2本とあるなど、ほぼ詳細は不明です。さらにこの銅剣は新居浜に保管されておらず、現在は関西大学の所有となっていることなどから、実物を見られる機会は今回を逃すと、次はいつになるかわかりません。この銅剣の他にも、新居浜で最近発掘された正光山古墳(あかがねミュージアムすぐ東の丘です)出土品・金子山古墳の神獣鏡(複製品)なども併せて展示してます。この機会に是非ご覧ください。

 11月4日(日)までです。入場料が500円かかりますが、一緒に貰える資料代と思えば安いと思います。

 またその隣では、同時開催として「別子銅山の遺産」展も行ってます。ここの内容も非常に面白いですが、私としては天保の祭りの様子や明治37年の地図などで、銅山以外のことが分かりましたので、いつか新居浜郷土史談会誌に書きたいと思います。

 下記写真は古銅器展資料にある「平形銅剣」の写真です。

f:id:sidankai:20181021134953j:plain